■会社・事業について
株式会社カナリーは、【もっといい「当たり前」をつくる】をミッションに掲げ、不動産という巨大産業をAIとデータの力で再定義しているスタートアップです。
私たちが向き合う賃貸領域(部屋探し・仲介・物件管理)は、業務の多くがいまだ紙や人手に依存し、データが会社ごと・業務ごとに分断されています。生産性の低さも、おとり物件のような消費者体験の問題も、根源はこの「データの未整備」にあります。カナリーはこの構造課題に、不動産会社向けの「Vertical AI事業」と、消費者向けの「Marketplace事業」の両輪でアプローチしています。
AIの進化により、ソフトウェアは業務を支援するツールから、労働そのものを代替する存在へと変わりつつあります。従来のSaaS市場が数千億円規模なのに対し、AIが担いうる労働の市場は数兆円規模。私たちが挑む市場は、これから一桁大きくなります。
【Vertical AI事業(toB)】
仲介向けSaaSとしてスタートした「カナリークラウド」は、管理基幹SaaS、入居者・オーナーアプリへとプロダクト群を広げ、全国の不動産会社様にてご利用いただいています。SaaSで業務を標準化しデータを整えることは、その先のAI実装のための土台です。SaaS×AI×オペレーションで業務そのものを引き受け、ソフトウェアを「売る」会社から業務を「担う」会社へと進化しています。その先に、業界共通の「マスター物件データベース」を核とするAIデータプラットフォームの構築を目指しています。
また、大手不動産会社には、パッケージプロダクトだけでは埋まらない各社固有の課題があります。そのギャップを埋めるのがFDE(Forward Deployed Engineer)です。現場に入り込み、業務の構造化からAIの設計・実装・運用までを一気通貫で担い、得た知見をプロダクトへ還元していきます。
【Marketplace事業(toC)】
「カナリー(CANARY)」は累計650万ダウンロードを突破し、部屋探しアプリでユーザー評価No.1(★4.8)を獲得しています。目指すのは、物件を広告として並べるだけの従来型ポータルの先です。業務基盤と消費者接点を直結させ、リアルタイムで正確な物件情報と、AIネイティブな部屋探し体験をつくっていきます。
【フェーズと環境】
2025年12月にシリーズCとして約40億円を調達し、累計調達額は約80億円になりました。AIで出現した機会に対してグロースフェーズにあります。組織は人数より「タレント密度」を重視し、実行力が大事であるAI時代で勝てる組織を作っていきます。
■ポジション概要
AIソリューション事業のForward Deployed Engineer(FDE)として、業界最大手グループ企業をはじめとする大手クライアントの業務現場に深く入り込み、業務フローをAIネイティブに再構築する変革(AX)を要件定義から実装・運用まで一気通貫でリードしていただきます。
FDEは「顧客の現場に最も近い場所で課題を解決するエンジニア」です。当社では戦略コンサルティングファーム出身のAIコンサルタントとペアを組み、クライアントの経営課題・オペレーション課題をAIで解ける形に翻訳し、自らプロトタイプを実装して現場に届け、フィードバックを得ながら本番システムへと育てていきます。
ただし、個社のAX実現はこのポジションのミッションの一部にすぎません。現場に深く入り込むからこそ得られる不動産業界のリアルなドメイン課題への理解を起点に、当社SaaS「カナリークラウド」をエージェンティックなアプリケーションへと進化させ、「マスター物件DB構想」の実現へと近づけていく——個社への実装で終わらせず、カナリーが目指す「不動産領域におけるバーティカルAIエージェント」の基盤構築へとつなげていくことが、FDEに期待するより大きなミッションです。
■業務内容
- クライアントの業務プロセスの理解・分解と、AIエージェントによる代替・高度化余地の特定
- AIコンサルタントと協働した要件定義、ソリューション設計、PoC〜本番実装
- マルチエージェントアーキテクチャの設計・開発(エージェントオーケストレーション、Tool Use / Function Calling、Human-in-the-Loopの組み込み等)
- RAGパイプラインの構築(業務ドキュメント・データの取り込み、検索基盤の設計、コンテキストエンジニアリング)
- AIエージェントの品質・信頼性の担保(評価基盤(Evals)の構築、ガードレール設計、本番運用のモニタリング)
- クライアント環境・データとの連携設計(API連携、データパイプライン、セキュリティ要件対応)
- 個社実装で得たドメイン知見の還元による、「カナリークラウド」のエージェンティックな進化と「マスター物件DB構想」実現への貢献
■開発環境
- 言語:Go(バックエンド、AIエージェント、MCPツール開発)、TypeScript(フロントエンド開発)
- AIエージェントフレームワーク:ADK(Agent Development Kit)
- インフラ:GCP(Gemini Enterprise Agent Platform、GKE、Cloud Spanner 等)