ICT技術やAI技術の進展が加速し、不確実性が高まる現代社会において、持続的なイノベーションを支えるためには、人間そのものに対する科学的理解が不可欠です。単なる技術の高度化にとどまらず、人間の感覚、運動、情動、社会的相互作用といった根源的な情報処理機能を解明し、それに基づく設計原理を提示することが求められています。
本組織では、人間に関する深い理解に立脚した情報通信技術の設計原理の創出をめざし、心理学、神経科学、認知科学、社会科学といった人間科学と情報科学を融合した基礎科学研究を推進しています。
生成AIや自律システムの進展により、AIが人間の意思決定や創造活動に直接関与する時代が到来しています。しかし、人間の認知・情動・身体・社会的関係性のメカニズムに対する科学的理解は、いまだ発展途上にあります。
技術の進化に人間理解が追いつかなければ、真に人間中心の社会設計は実現できません。本組織では、人間科学に立脚した基礎研究を一層加速・深化させるため、新たな研究人材を募集します。
人間の感覚知覚・認知、感覚運動制御、心身相互作用、脳情報処理、情動・社会的相互作用などに関する基礎科学研究を推進していただきます。実験室実験から実環境計測まで多様なアプローチを用い、人間の情報処理メカニズムやダイナミクスを解明するとともに、AI・データ科学も活用したモデル化を行います。研究グループ内外の研究者と連携しながら成果創出を推進し、得られた知見を人間中心の情報通信技術を支える設計原理へと展開します。
● 心身相互作用の解明
実環境を含む多様な状況下で取得した行動・生理データを統合し、人間の内部状態や相互作用ダイナミクスをモデル化します。
● 感覚運動制御の基礎研究
実験室実験や計算モデルを通じて、人間の運動生成・制御の原理を解明し、ロボティクスやAIとの接続を視野に入れた理論化を行います。
● 知覚・認知メカニズムの解明
心理物理学実験、行動実験、計算モデルを通じて、人間の知覚・認知・意思決定過程の理解を深め、人間理解に基づく情報処理モデルを構築します。
● 脳情報デコーディング
脳活動データと機械学習を組み合わせ、人間の認知・知覚・意思決定に関する情報表現の理解を進めます。
● 情動・共感・社会的相互作用の理解
個体および集団レベルの行動・生理・認知データを統合し、人間社会における相互作用メカニズムを解明します。
本ポジションでは、人間科学の基礎研究を推進しながら、企業研究所ならではのスケールと多様性を活かした研究経験を積むことができます。実験室研究から実環境計測までを横断し、AI・情報科学と融合した統合的アプローチにより、人間理解を深化させる研究を実践できます。
具体的には、以下のような能力を高めることができます。
・心理学・神経科学・社会科学とAIを横断する統合研究能力
・実環境を含む多様なフィールドでの大規模データ取得・解析スキル
・マルチモーダルデータの統合的モデル構築能力
・AI・情報科学分野の専門家と協働しながら研究を推進するプロジェクト遂行力
・実業部門との対話を通じて、社会的制約や実装可能性を踏まえた研究構想力
・国内外への研究発信および将来的な研究リーダーとしてのキャリア形成
企業研究所という立場だからこそ、長期的視点に立った研究推進と、社会的インパクトを見据えた基礎研究の両立を経験できます。
心理学、神経科学、認知科学、社会科学、AI・情報科学など多様な専門性を有する研究者が在籍しており、分野横断的な議論を日常的に行いながら研究を推進しています。実験設備や計測環境、計算資源を活用し、実験室研究から実環境計測まで幅広いアプローチが可能です。研究テーマは専門性を尊重しつつ、チームでの連携を重視して進めます。また、必要に応じて事業部門との対話や共同検討も行い、社会的視点を踏まえた基礎研究を進めています。
・博士号を有する、またはそれに相当する研究業績・研究経験を有すること
・心理学、神経科学、認知科学、社会心理学等、人間を対象とした学術分野のバックグラウンドを有すること
・プログラミング能力(Matlab, Python, R, C++, C# 等)を用いたデータ解析またはモデル構築の経験
・査読付き論文発表、またはそれに準ずる研究成果創出の経験
・脳活動計測、生理計測、行動計測などの実験研究経験
・画像処理、音声処理、生体信号処理などの情報処理に関する知識・経験
・ロボティクスや身体運動解析に関する研究経験
・機械学習・深層学習などAI技術の研究または応用経験
・大規模データ解析やマルチモーダルデータ統合の経験
・数理モデリングまたは計算モデル構築の経験
・国際会議・国際共同研究の経験
例:600~1,100万円
賞与:年2回(6月・12月)
初年度の具体額は選考を通じて決定し、入社後は業績・評価によって変動します。その他、35歳まで住宅補助費(年間50~60万円)を支給します。
ライフスタイルに合わせて福利厚生メニューを選択可能なカフェテリアプランを採用しています。宿泊施設利用、アミューズメント施設利用をはじめ、健康増進(人間ドックなど)や財産形成(社員持株会、財形貯蓄、企業型確定拠出年金など)、住宅関係(住宅補助費、住宅ローン利子補給など)、育児・介護などの多彩なジャンルにわたりメニューを用意しています。
博士号取得支援制度(3年間で上限581万円支給)、海外研修(大学・研究機関派遣)、NTTグループ企業との交流、国内/海外MOT研修、自己啓発支援制度(専門知識・マネジメント・語学等)等
NTT厚木研究開発センタ
リモートワーク実施率 60~70%
原則としてスーパーフレックスタイム制または裁量労働制
裁量研究開発手当、住宅補助費、子育て・介護手当など
正規雇用労働者の経験者採用比率(新卒を含む全採用者数に対する比率)
・2023年度:46%
・2024年度:45%
・2025年度:37%
※労働施策総合推進法に基づく中途採用比率の公表
公表日:2026年4月1日
3年以上の職務経歴(※)をお持ちの方は、「応募」ボタンから情報をお送りください。
(※)企業、大学、研究機関などにおける研究職またはエンジニア職が対象です。任期付き(有期雇用)の教員・研究員、学振PDも含みます。学振DC、在学中のRA/TA、その他在学中の奨学金的な性格を有する研究員は含まれません。
・これまでのご研究内容(または携わってこられた開発案件の概要)
・これまでの研究開発歴(論文、特許、学会・イベントでの発表などリストを含む)
・弊社に入社後、担当したい研究開発内容など
・ご本人履歴書
代表的な論文等をお送りいただく場合も、郵送ではなく応募ページからご登録お願いいたします。上記資料をもとに書類審査させていただきます。書類審査を通過された方には、82週間以内に次の選考に向けたご連絡をさせていただきます。
尚、お送りいただいた応募書類はご返却いたしませんのであらかじめご了承ください。また、応募書類は所定の期間経過後に適切な方法で廃棄し、以後弊社にて個人情報を保管、取り扱うことはございません。