inahoは、AI×ロボティクスの力で農業の自動化・スマート化に取り組むディープテックスタートアップです。日本の基幹的農業従事者は2000年の約240万人から2025年には約103.6万人へと25年で6割減少し、平均年齢は67.7歳。65歳以上が約7割を占める構造です。オランダなど海外ではワーカーの時給が約5,000円に達し、人手に頼る収穫作業の自動化は待ったなしの課題です。私たちは「人がやらなくてよい重労働」をロボットに任せ、人がより創造的な仕事に集中できる、持続可能な農業を実現します。
第二創業期を迎え、自動収穫ロボット・マルチ台車ロボットの量産・商用化に向けた開発体制を強化しています。
主力の自動トマト収穫ロボットは、AIで作物の熟度を判別し、世界初の「群取り」機構(1ストロークで4〜5個を同時収穫)で収穫します。現在はオランダ・ベルギーの圃場で稼働し、オランダ国内の大型圃場数社社で先行導入が始まっています。2027年の本格的な社会実装を目標に、量産・商用化の一歩手前まで来ています。
また収穫だけでなく、次は「葉かき・芽かき」。2026年6月、この自動化プロジェクトが農林水産大臣の認定を取得しました。最新のVLAモデルを使い、複雑に茎葉が絡み合う環境でも人の目と手の代わりを務める。私たちが挑んでいるのは、農業のもう一段先の自動化です。
自動収穫ロボットの"心臓部"を担う回路設計全般を担当します。電源・モータ・通信・センシングを含むロボット全体をまたぐ電気システムを、機械設計・制御・コンピュータービジョンなど他領域のエンジニアと協働しながら統合していく役割です。屋外・ハウス環境での実運用を前提とするため、耐環境性・低消費電力が設計上の重要な制約となります。方式選定や構成提案にも主体的に関わる、裁量のある開発ポジションです。
<具体的な業務内容>
- ロボット仕様に基づく回路要件定義、仕様検討
- アナログ/デジタル回路設計
- 電源回路設計(DC-DC、バッテリーマネジメントなど)
- モータードライバ周辺回路設計
- マイコン・通信回路(CAN, SPI, I²C, Ethernet 等)回路設計
- 基板レイアウト設計(アートワーク設計)
- 熱設計・ノイズ/EMI 対策および実装検証
- 試作評価・デバッグ(基板評価、信号計測、ノイズ定量化など)
- 回路の改良・バージョンアップ対応
- 他部門(制御ソフト、メカ設計、画像処理系)との仕様折衝・調整
- CTO:早稲田大学で機械工学を専攻。トヨタを経て東京ロボティクスを共同創業し、inahoへ。
- 制御エンジニア:オムロンで産業用ロボット制御の研究開発に従事。ICRA等で発表。
- 機械設計エンジニア:キヤノンでデジタルカメラを9年・7機種、製品設計から量産立ち上げまで担当。
- コンピュータービジョンエンジニア:早稲田大学卒。収穫物を見分ける画像処理を担当。
- ツール:GitHub、Slack、Backlog、Notion。チーム構成:開発7名(CTO1/制御3/メカ2/CV1/AI1)