量子コンピュータは従来のコンピュータでは計算コストが急増する問題に対し、新しい計算手段を提供し得るとして注目されています。応用例として、量子化学計算や、量子機械学習などが研究されています。様々な実現方式の中でも光量子方式は常温・常圧で動作し、拡張時も装置が大規模化しにくいことから、省電力・スケーラビリティの観点で有力視されています。NTTでは光量子コンピュータの早期実用化に向け、ハードウェア・ソフトウェア両面から研究開発を進めています。
NTTコンピュータ&データサイエンス研究所はソフトウェア研究開発を担い、量子計算理論の構築から、システムソフトウェアおよびユーザ向けSDKまで研究開発しています。
2025年11月、NTTは光量子コンピュータの早期実用化に向けた取り組みを発表しました。
本目標達成に向け、システムソフトウェアおよびSDKを強化し、実用化を加速する研究開発者を募集します。
https://group.ntt/jp/newsrelease/2025/11/18/251118a.html
本ポジションは、光量子コンピュータの実用化をソフトウェア面から加速する研究開発ポジションです。
希望・強みに応じて、①SDK/応用開拓、②システムソフトウェアのいずれか、または両方を担っていただきます。
①②いずれも、ハードウェア研究開発と密に連携し、実機制約を踏まえた実装可能性を重視した設計をご自身の裁量で試せる環境です。要件が固まっていない領域だからこそ、仕様策定から提案し、プロトタイプ作成→評価→事業会社・パートナーが利用する環境への導入まで主導できます。成果は論文・国際会議・技術発信など対外公開の機会があります。
①SDK研究開発と応用開拓
光量子コンピュータの特性を活かしたアルゴリズム・応用ソフトウェアの調査・検証や創出を行い、ユーザが再現・活用できる形でSDKのAPI設計・実装に加え、サンプルやドキュメントまで整備します。
また実際にSDKを使って自社や事業会社、パートナー企業の具体的な案件への適用による応用開拓も重視しています。
②システムソフトウェアの研究開発
光量子コンピュータを高効率・高信頼に動作させるための技術研究開発に加え、実機上で動作させるためのシステムソフトウェア(ミドルウェア)を開発します。量子誤り抑制・量子誤り訂正や、量子計算の特性を踏まえたジョブスケジューリングに加え、量子・古典ハイブリッド計算(古典側との分割・オーケストレーション/実行制御)といった未解決課題に取り組み、理論提案を実装へ落とし込みます。
光量子コンピュータの実機開発チームと密に連携し、実機制約を踏まえたSDK/システムソフトウェアをエンドツーエンドで開発します。研究所内に閉じず、事業会社・パートナーが利用する提供環境への導入まで関与できる点が特徴です。
本ポジションで得られる経験・スキル:
・実機制約(ノイズ特性、制御・計測、実行時間等)を踏まえた設計・実装・評価の実践
・SDKのAPI設計・実装、サンプル/ドキュメント整備を含む開発者体験の設計
・NTT社内、NTTグループ会社、パートナー企業の具体的な案件への量子コンピュータ技術の適用
・量子誤り抑制・量子誤り訂正、ジョブスケジューリング等の未解決課題への取り組み
・古典・量子ハイブリッド計算(分割、オーケストレーション、評価指標設計など)の設計・検証
・古典計算機側のHPC/分散処理/性能最適化など、量子×古典の横断スキル
・成果の論文・国際会議・技術発信など、対外公開の機会
立ち位置/将来像
中核開発者として裁量を持ち、仕様策定からプロトタイプ→評価→提供環境への導入まで主導いただきます。将来は光量子ソフトウェア領域の技術リードを期待します。
理論、システムソフトウェア、SDK/応用の3チームで構成され、基礎理論から実機・提供環境への導入までを一気通貫で推進します。多様な専門性を持つ経験豊富な研究開発者と協働し、ハードウェア/事業会社/パートナーとも連携して開発します。
以下のスキル・経験を有する方(関連する実務経験:目安3年以上(同等の経験を含む))
・量子コンピュータへの興味
・Linux環境でのソフトウェア開発経験
・Pythonを含む1つ以上の言語での設計・実装経験
・設計・実装・テスト・レビューを含む一連の開発プロセス経験
・仕様が未確定な課題に対し、課題設定→提案→実装→評価まで主体的に推進した経験
・チーム開発におけるオープンなコミュニケーション(議論・合意形成・レビュー)スキル
・量子コンピュータ関連の開発・適用経験(アプリケーション/アルゴリズム、顧客案件対応、SDK・システムソフトウェア等)
・計算機ハードウェアに関する基本的な理解(CPU、メモリ階層、I/O、並列性等)
・英語で記述された技術ドキュメント/論文の読解経験・スキル
・SDK/ライブラリのAPI設計・実装、ドキュメント/サンプル整備の経験
・システムソフトウェア/ミドルウェア(ランタイム、リソース管理、ジョブ管理等)の設計・開発経験
・分散システム/HPC(並列化、性能測定、ボトルネック解析、最適化)の経験
・ジョブスケジューリング/ワークロード管理(例:Slurm等)の利用・運用・開発経験
・量子・古典ハイブリッド計算の設計・実装経験(分割、オーケストレーション等)
・GPU/CUDA、FPGA等を用いた高速化の経験
・クラウド/オンプレでのサーバ・ネットワーク設計、構築、運用経験
・Docker、Kubernetes、Ansible等を用いた開発・運用基盤の整備経験
・研究成果の対外発信経験(論文、国際会議、特許、OSS等)
・社内外ユーザが利用する提供環境への導入・運用、品質保証/テスト設計の経験
例:600~1,100万円
賞与:年2回(6月・12月)
初年度の具体額は選考を通じて決定し、入社後は業績・評価によって変動します。その他、35歳まで住宅補助費(年間50~60万円)を支給します。
ライフスタイルに合わせて福利厚生メニューを選択可能なカフェテリアプランを採用しています。宿泊施設利用、アミューズメント施設利用をはじめ、健康増進(人間ドックなど)や財産形成(社員持株会、財形貯蓄、企業型確定拠出年金など)、住宅関係(住宅補助費、住宅ローン利子補給など)、育児・介護などの多彩なジャンルにわたりメニューを用意しています。
博士号取得支援制度(3年間で上限537万円支給)、海外研修(大学・研究機関派遣)、NTTグループ企業との交流、国内/海外MOT研修、自己啓発支援制度(専門知識・マネジメント・語学等)等
NTT武蔵野研究開発センタ
リモートワーク実施率 80~90%
原則としてスーパーフレックスタイム制または裁量労働制
裁量研究開発手当、住宅補助費、子育て・介護手当など
正規雇用労働者の経験者採用比率(新卒を含む全採用者数に対する比率)
・2023年度:46%
・2024年度:45%
・2025年度:37%
※労働施策総合推進法に基づく中途採用比率の公表
公表日:2026年4月1日
3年以上の職務経歴(※)をお持ちの方は、「応募」ボタンから情報をお送りください。
(※)企業、大学、研究機関などにおける研究職またはエンジニア職が対象です。任期付き(有期雇用)の教員・研究員、学振PDも含みます。学振DC、在学中のRA/TA、その他在学中の奨学金的な性格を有する研究員は含まれません。
・これまでのご研究内容(または携わってこられた開発案件の概要)
・これまでの研究開発歴(論文、特許、学会・イベントでの発表などリストを含む)
・弊社に入社後、担当したい研究開発内容など
・ご本人履歴書
代表的な論文等をお送りいただく場合も、郵送ではなく応募ページからご登録お願いいたします。上記資料をもとに書類審査させていただきます。書類審査を通過された方には、38週間以内に次の選考に向けたご連絡をさせていただきます。
尚、お送りいただいた応募書類はご返却いたしませんのであらかじめご了承ください。また、応募書類は所定の期間経過後に適切な方法で廃棄し、以後弊社にて個人情報を保管、取り扱うことはございません。