アークエッジ・スペースは、超小型衛星の設計・開発・量産・打ち上げ・運用・データ活用までを自社で一気通貫で手がける「垂直統合型」の宇宙スタートアップです。2024〜2025年の約1年間で9機の衛星を打ち上げ・運用し、VDES(海洋向け次世代通信インフラ)、ハイパースペクトル地球観測、月測位衛星システム(LNSS)など、複数の大型プロジェクトを同時並行で進めています。
基盤統括本部は、こうした複数プロジェクトの同時進行を、技術面・組織面の両面から支える横断部門です。電波基盤・量産基盤・ソフトウェア基盤の各部門が連携し、設計から運用まで衛星ライフサイクル全体のプロセス・ツール・体制を改善することで、各事業部がより速く、より確実にミッションを遂行できる環境を整えています。
今回募集するポジションでは、以下いずれかの分野でソフトウェア開発に携わっていただきます。
【A】量産プラットフォーム領域
複数の衛星開発・運用プロジェクトを、組織として継続的に推進できる基盤の構築・運営を担っていただきます。
【B】地上局システム領域
当社の衛星管制システムと連携する局制御システム・局監視システムの開発、および地上局業務を支援するソフトウェア開発を担っていただきます。
今後、打ち上げ機数やプロジェクト数の増加に伴い、扱う衛星・地上局の数、ならびに開発・運用業務の規模はさらに拡大していく見込みです。
現時点では、プロジェクト管理のツールや標準プロセスは整備途上にあります。「あるべきフレームワークを当てはめる」のではなく、現場の実情に合った仕組みを、開発現場のエンジニアとともに試行錯誤しながらつくっていくフェーズです。衛星に関する技術知識は入社後に習得していただければ問題ありません。何も決まっていない状態から、実際に機能する仕組みをつくり上げることに手応えを感じられる方を歓迎します。
本求人では、以下2つの分野にわたるソフトウェアエンジニアを一括して募集しています。応募時に、第一希望の担当分野を選択してください。複数分野を希望いただくことも可能です。ご経験・志向・適性を踏まえて配属先を決定します。
衛星開発プロジェクトをソフトウェア技術で支援し、複数プロジェクトを継続的に推進するための仕組みづくりを担っていただきます。主な業務は以下の通りです。
① プロジェクト推進基盤の整備・運営
複数の衛星開発プロジェクトが共通して利用できる、スケジュール管理・リスク管理・コスト管理の仕組みやツールを設計・開発・導入していただきます。各プロジェクトの進捗や課題を組織全体で即座に把握できる状態をつくり、問題が顕在化する前に対応できる予防的な仕組みを整備します。
② クロスファンクショナルな課題解決の推進
衛星ハードウェア、組み込みソフトウェア、地上システム、事業開発など、異なる専門領域のメンバーが関与する開発プロジェクトにおいて、技術的な課題を正確に理解し、関係者間の合意形成と意思決定を支援していただきます。誰も全体像を把握できていない状態を解消し、プロジェクト全体の見通しを高めることが期待されます。
③ 要件・仕様変更の管理プロセス整備
衛星開発では、要件や仕様の変更が不可避に発生します。変更による影響範囲を迅速に評価し、コスト・スケジュール・品質へのトレードオフを可視化したうえで、適切な意思決定を支援する仕組みを整えていただきます。場当たり的な変更対応から、構造化された変更管理プロセスへの移行を推進します。
④ 調達・外部パートナー管理の支援
コンポーネント調達や外部パートナーとの契約・進捗管理において、技術要件と商務条件の両面を踏まえた管理を支援していただきます。調達リードタイムの短縮と品質リスクの低減に貢献することが期待されます。
⑤ 事業開発・営業活動の技術的支援
顧客・政府機関向けの提案資料作成や、プロジェクトの実績・進捗に関するレポーティングを、技術部門と連携しながら支援していただきます。エンジニアが本来の開発業務に集中できる状態をつくることを目指します。
当社の衛星管制システムと連携する局制御システム・局監視システム、および地上局業務を支援するソフトウェアの開発を担っていただきます。主な業務は以下の通りです。
- 既存の局制御システム・局監視システムの保守・改善
- 未対応のアンテナや変復調機への対応
- 地上局周辺機器の制御機能の開発
- 地上局業務を支援するWebアプリケーションの設計・開発・運用
- 衛星管制システムとの連携機能の設計・開発
- 地上局運用の自動化・効率化に向けた改善活動
地上局システムを起点に、衛星運用全体の高度化に挑戦したい方を歓迎します。
管制システムの詳細については、当社テックブログの以下の記事もご覧ください。
- 衛星管制システムとは何か: https://blog.arkedge.space/entry/2025/01/17/080000
- 衛星運用の実際と、効率化のために型システムを実装した話: https://blog.arkedge.space/entry/2025/04/24/080000
配属先は、ご経験・志向・適性を踏まえて以下いずれかを想定しています。
【A】基盤統括本部 量産基盤部
【B】基盤統括本部 電波基盤部
組織のカルチャーとして特筆すべき点は、年次や役職に関係なく、技術的な本質について率直に議論できる心理的安全性の高さです。「自分が正しいことを証明する」のではなく、「プロジェクトを成功させるために何が正しいか」を一緒に考える姿勢を大切にしています。
情報の透明性も高く、Slackなどを通じて各プロジェクトの進捗がオープンに共有されています。
衛星技術の詳細については、他の技術部門との連携体制が整っています。入社後は、社内の専門家から必要な技術知識を習得していただける環境があります。
当社のエンジニアリングの取り組みについては、テックブログ https://blog.arkedge.space/ もご覧ください。