NTTではIOWN構想の具現化に向けて各研究所で取り組んでいます。ネットワークイノベーションセンタはNTTのNW系R&Dの中核組織であり、データセンタからキャリア広域網に至るまで通信インフラの基盤となる光/IPトランスポート技術を始め多様な技術領域において最先端を切り拓く組織です。世界最高水準の検証フィールドと膨大な実データを活用しながら、次世代アーキテクチャの研究から商用導入、社会実装までを一気通貫で推進しています。
所属研究グループとしては、長年培ってきたネットワーク方式やプロトコルの深い知見を持つエンジニアが中核を担っています。現在はその強固なネットワーク技術を土台に、ソフトウェア化やAIによる自律制御といった新領域の専門性を融合させることで、次世代インフラへの変革を目指し、研究開発を進めています。
クラウドやAI技術の急速な普及に伴い、データセンタ(DC)のトラフィックは爆発的に増加しており、電力利用の効率化も急務となっています 。これに対応するため、従来の「都市集中型」から「分散データセンタモデル」へのシフトが進んでいます 。また、AI推論やロボットの遠隔制御など、超広帯域・超低遅延・ゼロジッタといった極めてシビアな通信要件を求めるアプリケーションが登場しています 。
しかし現状では、ネットワーク(NW)コントローラと上位レイヤ(コンピュート等のサービス基盤)のコントローラが独立しており、エンドツーエンド(E2E)での全体最適化や自動制御を行うための連携アーキテクチャが確立されていません 。
そこで私たちは、AIやGPUaaS等の新サービスを支えるため、IOWN構想の核となる「APN(All-Photonics Network)」とコンピュートリソースを密に連携させ、ユーザにネットワークを意識させない「フルマネージドNaaS(Network as a Service)」の研究開発を推進しています 。この次世代基盤の実現に向けて、共に挑戦していただける中核メンバーを募集します。
「アプリドリブンなネットワーク制御」と「AI駆動のセルフヒール・ネットワーク」を柱とする、フルマネージドNaaSの方式検討、システム設計、およびソフトウェア試作開発を担っていただきます。
■アプリケーション・インテント制御技術の確立:
ユーザからの要求(インテント)や利用サービスに応じて、サービス基盤コントローラ等と連携し、最適なネットワーク構成(VPN、APN光パスなど)を自動でブレークダウンし展開するロジックの設計・開発。
■マルチドメインZTP/ZTO制御技術の開発:
カスタマ拠点からキャリア網、データセンタ内ネットワークまでを跨ぎ、物理的な装置設置(ケーブル挿入)と同時に、複雑な設定なしでセキュアな通信環境を自動構築する技術の確立。
■AI駆動型クローズドループ制御(Self-Healing)技術の確立:
各GWから収集したリアルタイムなネットワークメトリック(遅延、帯域、品質等)とコンピュートワークロードを監視し、AIモデル(LLM、CBR等)を用いて障害や品質劣化の予兆を検知・自動修復するシステムの開発。
■付加アプリプラットフォームの検討:
ネットワークOS上で、オンデマンドに制御アプリを展開できる仕組みの検証と実装。
■研究開発成果の社会実装・対外活動:
上記を通じて確立した技術/システムを活用し所内外連携によるサービス化の検討。その成果に基づく対外活動(
IETF(AIネイティブなルータNBI仕様の標準化)やTMF(Telcoオペレーションシステムのアーキテクチャの標準化)等の標準化活動、グローバルカンファレンスでの発表を通じたプレゼンス向上等)
・次世代インフラアーキテクチャの設計能力: IOWN/APNといった最先端の光ネットワーク技術と、分散コンピュート(GPU/HPC等)を融合させるフルスタックなシステム設計経験。
・最先端のSDN・自動化スキル: インテントベース・ネットワーキング(IBN)やZTP/ZTO、NETCONF/REST等のプロトコルを用いた、高度なネットワーク・オーケストレーションの知見。
・AIOps(AIを用いたIT運用)の社会実装経験: 大規模言語モデル(LLM)や推論アルゴリズムを活用し、ネットワークの自律制御・自己治癒(セルフヒール)を実現するAI開発経験 。
・国際的な技術牽引力: グローバル目線での対外活動を通じて、自身のアイデアを具現化する経験。
中期的には本業務で培ったスキル・ノウハウをベースにNW系研究開発をリードする人材へのキャリアップにつながります。またNTTグループ各社への異動も可能で多様なキャリア形成の機会もあります。
私たちのチームでは、研究・開発・事業推進の各専門家が同一プロジェクト内に集結し、技術の芽を育てるフェーズから社会実装に至るまでを一気通貫で推進しています。各チームは数名規模で構成されており、多様なバックグラウンドを持つメンバーが互いの専門性を尊重しながら、一つの巨大なゴールに向かって連携しています。
NTTグループ全体で在宅勤務を基本とする働き方が定着しており、多くのメンバーがリモート環境を主軸としながら、自律的かつ生産性の高いワークスタイルを実現しています。
項目の1つ以上に該当する業務経験
・ネットワークインフラ(L2/L3、VPN、VXLAN/IPsec等)の設計・構築・運用経験 。
Python、Go、C++などのプログラミング言語を用いたシステム開発経験(特にネットワーク自動化やツール開発の経験)。
・SDNコントローラ、またはネットワーク機器のAPI(REST、NETCONF、gNMI、SNMP等)を利用した制御機能の開発経験 。
・Linux環境でのコンテナ技術(Docker, Kubernetes)の利用・運用経験 。
・機械学習、ディープラーニング、あるいはLLMなどのAI技術に関する基礎知識、およびそれらをシステムに組み込んだ開発経験 。
・ホワイトボックス向けネットワークOS(NOS)に関する知識や検証経験 。
・ALTO(Application-Layer Traffic Optimization)プロトコルや、高度なネットワーク・テレメトリに関する知見 。
・DCI(データセンタ間接続)や、クラウドプロバイダ(AWS等)における広帯域ネットワーク・アーキテクチャの知識 。
・分散データセンタ、GPUクラスタ、RDMA(RoCEv2)等のHPC/コンピュート領域に関する知見 。
例:600~1,000万円
賞与:年2回(6月・12月)
初年度の具体額は選考を通じて決定し、入社後は業績・評価によって変動します。その他、35歳まで住宅補助費(年間50~60万円)を支給します。
ライフスタイルに合わせて福利厚生メニューを選択可能なカフェテリアプランを採用しています。宿泊施設利用、アミューズメント施設利用をはじめ、健康増進(人間ドックなど)や財産形成(社員持株会、財形貯蓄、企業型確定拠出年金など)、住宅関係(住宅補助費、住宅ローン利子補給など)、育児・介護などの多彩なジャンルにわたりメニューを用意しています。
博士号取得支援制度(3年間で上限509万円支給)、海外研修(大学・研究機関派遣)、NTTグループ企業との交流、国内/海外MOT研修、自己啓発支援制度(専門知識・マネジメント・語学等)等
NTT武蔵野研究開発センタ
リモートワーク実施率 60~80%(週一日以上の出社推奨)
原則としてスーパーフレックスタイム制または裁量労働制
裁量研究開発手当、住宅補助費、子育て・介護手当など
正規雇用労働者の経験者採用比率(新卒を含む全採用者数に対する比率)
・2023年度:46%
・2024年度:45%
・2025年度:37%
※労働施策総合推進法に基づく中途採用比率の公表
公表日:2026年4月1日
3年以上の職務経歴(※)をお持ちの方は、「応募」ボタンから情報をお送りください。
(※)企業、大学、研究機関などにおける研究職またはエンジニア職が対象です。任期付き(有期雇用)の教員・研究員、学振PDも含みます。学振DC、在学中のRA/TA、その他在学中の奨学金的な性格を有する研究員は含まれません。
・これまでのご研究内容(または携わってこられた開発案件の概要)
・これまでの研究開発歴(論文、特許、学会・イベントでの発表などリストを含む)
・弊社に入社後、担当したい研究開発内容など
・ご本人履歴書
代表的な論文等をお送りいただく場合も、郵送ではなく応募ページからご登録お願いいたします。上記資料をもとに書類審査させていただきます。書類審査を通過された方には、10週間以内に次の選考に向けたご連絡をさせていただきます。
尚、お送りいただいた応募書類はご返却いたしませんのであらかじめご了承ください。また、応募書類は所定の期間経過後に適切な方法で廃棄し、以後弊社にて個人情報を保管、取り扱うことはございません。