総合病院における医事課(医療事務)の業務は、単なる「受付窓口」や「データ入力」に留まりません。患者様が最初に接する病院の「顔」としての役割から、医師や看護師の診療行為を正しく診療報酬へと変える「経営の要」としての役割まで、非常に幅広く専門性の高い業務を担っています。
当院では「病院での医療事務(医事課)の実務経験者」を対象とした募集を行っているため、これまでのご経験や得意分野(外来、入院、レセプトなど)を考慮した上で、即戦力として以下のいずれかのセクション(チーム)へ配属となります。ゆくゆくはチームをまとめるリーダー候補としての活躍も期待しています。
1. レセプト業務(診療報酬請求)(病院経営を支える「専門職」チーム)
医療事務の核であり、これまでの経験・知識を最も発揮していただけるセクションです。当院で行われたすべての医療行為を「診療報酬点数」に置き換え、国や健康保険組合などの審査支払機関へ医療費(診療報酬)を正しく請求する役割を担います。
電子カルテ・診療データの点検と算定
医師や看護師、検査技師、薬剤師などの医療スタッフが電子カルテに入力した診療内容(病名、処方、検査、処置、手術など)をチェックします。厚生労働省が定める医療保険のルール(厚生労働省告示)に則り、算定漏れや誤りがないか、医学的な矛盾がないかを細かく確認します。総合病院ならではの高度な手術や麻酔、DPC(包括評価制度)の知識を活かせる環境です。
レセプト(診療報酬明細書)の作成・送信
毎月1日から末日までの1ヶ月分の診療データをまとめ、翌月の10日までに審査支払機関(社会保険診療報酬支払基金や国民健康健康保険団体連合会など)へ提出するためのレセプトデータを作成します。
医師・看護師等への確認・フィードバック
カルテの記載内容と実施された処置の整合性が不十分な場合や、病名の登録漏れが疑われる場合は、診療を行った医師や看護師へ直接確認を行い、適切なカルテ記載への修正を依頼します。専門的なやり取りが発生するため、これまでの病院勤務でのコミュニケーション経験が活きます。
返戻(へんれい)・査定への対応
提出したレセプトに対して、審査機関から戻ってきた「返戻(内容に疑問があり再確認を求められるもの)」や「査定(請求が認められず減点されたもの)」の原因を分析します。必要に応じて症状詳記(理由書)を作成し、再審査の請求手続きを行います。
2. 入退院受付・管理業務(患者様の「入院生活」を支えるチーム)
外来診療とは異なり、長期的な医療の場となる「入院」に関する事務手続き全般を管理するセクションです。患者様やそのご家族が抱く入院への不安を、事務面から取り除く大切な役割を担います。
入院手続きのご案内と説明
予定入院となる患者様に対し、事前に病室(差額ベッド等)の希望確認、入院誓約書や限度額適用認定証などの必要書類のご説明、入院当日の流れについて丁寧にご案内します。
病床(ベッド)の稼働管理および調整
各病棟の看護師長や救急外来と密に連携し、当日の病床の空き状況や入院患者様の受け入れ体制をリアルタイムで把握・管理します。
定期請求業務および退院会計業務
入院中の患者様の診療費を定期的に計算(中間計算)し、請求書を発行します。また、退院が決定した患者様については、それまでの全ての診療行為(手術、処置、点滴、検査等)に間違いがないかをカルテと照合しながら退院費用の最終計算を行い、退院日に窓口で精算対応を行います。
各種手続きのサポート
各種福祉医療の手続きについて、患者様やそのご家族から相談を受けることも多く、制度の概要を分かりやすく説明し、スムーズな申請をサポートします。
3. 外来窓口業務(病院の「第一印象」を決めるチーム)
患者様が来院されてから診察を終えてお帰りになるまでの、外来診療にまつわるすべての事務手続きをサポートするセクションです。日々多くの患者様が訪れるため、明るい笑顔と丁寧で迅速な対応が求められます。
初診・再診の受付、各種手続き
患者様から保険証や医療受給者証、他院からの紹介状などをお預かりし、電子カルテシステムへ正確に情報を登録・更新します。紹介状の有無による選定療養費の算定や、各種公費負担医療制度(難病医療や自立支援医療など)の適応確認も重要な業務です。
会計・金銭授受および精算サポート
診察が終了した患者様のカルテデータをもとに、その日に行われた診察・検査・処置・投薬内容を電子カルテから読み取り、診療費の計算(外来計算)を行います。計算後、自動精算機へのご案内やお持ちのクレジットカード、現金での会計対応をサポートします。
各種書類の受付・管理
患者様からご依頼いただく、生命保険会社提出用の診断書、傷病手当金支給申請書、身体障害者手帳の申請書類などの受付窓口となります。医師へ作成を依頼し、完成した書類の確認と患者様への引き渡しを管理します。
4. 救急受付・夜間帯対応業務(24時間365日の医療を裏から守るチーム)
地域の中核病院・救急告示病院として、夜間や休日も休まず稼働している当院の救急医療を事務面から支えるセクションです(シフト制によるローテーション対応)。
救急搬送および時間外受診の受付
救急車で搬送されてくる患者様や、夜間・休みに体調を崩された時間外外来の患者様の受付・登録を行います。トリアージを行う看護師や救急医と連携し、一刻を争う現場において迅速にカルテを作成・連携します。
夜間・休日帯の会計対応
時間外(夜間・休日)に発生した診療費の計算を行います。
電話対応および関係各所への連絡連絡
夜間・休日に病院にかかってくる問い合わせ電話(受診希望、緊急連絡、入院患者様のご家族からの連絡など)を一次対応し、適切な部署や当直医・看護師へと取り次ぎます。
【歓迎する経験・スキル】※必須ではありません
医療事務の資格(医療事務管理士、診療報酬請求事務能力認定試験など)をお持ちの方
病院での医療事務、受付、クラークなどの実務経験がある方(クリニックを除く)
飲食店、ホテル、アパレル、コールセンターなどでの接客・販売・サービス業の経験がある方(コミュニケーションスキルが活かせます)
基本的なPC操作(Word、Excelでの入力程度)ができる方
総労働時間:1週あたり37時間30分
日勤8:30~17:00
日勤(早出勤務)7:30~16:00
夜勤16:30~翌9:00
1日7.5時間労働
4週8休制(年間110日)
リフレッシュ休暇(最大4日)
慶弔特別休暇
新京成線・北総線・東武アーバンパークライン「新鎌ヶ谷駅」徒歩5分
※基本給・一律手当の総額
基本給:月給 20万円 〜
固定残業代:なし
【一律手当】
全員に一律で支払われる通勤・皆勤・家族手当金額:あり
1ヶ月あたり5000円 〜 3万円
全員に一律で支払われるその他手当金額:なし
医事能力手当(医事経験3年以上)3,000円~10,000円
<大卒初任給>199,860円
<短大・専門卒初任給>181,688円
【福利厚生】
<通勤手当>
・公共交通機関利用の場合
定期代支給(最大 100,000円/月)
・自動車(バイク)通勤
自宅からの距離が2km以上の場合に距離に応じて支給(4,100円~24,500円)
<住宅手当・家族手当>
・住宅手当(13,000円~24,000円/月)
・家族手当(配偶者 16000円/月、子 5,000円/月、その他の親族 2,000円/月)
20代~40代を中心に、幅広い年齢層のスタッフがバランスよく在籍しています。医事課内はいくつかのチームに分かれていますが、課全体で声を掛け合い、偏りが出ないよう助け合う風土が根付いています。わからないことがあっても、すぐに周りの先輩に相談できる環境です。
喫煙所:なし(敷地内全て禁煙)