【当社について】
当社は、「世界一旨い魚を創り、届ける」を企業理念に掲げる、東京海洋大学発の水産スタートアップです。
日本近海には4,000種以上の魚が生息しており、その中には、極めて美味でありながら、安定的な漁獲や養殖が難しいため、市場にほとんど流通していない「幻の魚」が数多く存在します。
当社は、世界最先端の品種改良技術や養殖手法を駆使し、こうした魚の安定生産と美味しさの飛躍を実現していきます。また、新規養殖魚の開発から生産・販売までを一貫して手掛けることで、国内外で愛されるブランド魚を育て、新たな魚食体験を届けることを目指しています。
【募集背景】
当社のオリジナル養殖魚「夢あじ」をはじめとする新規養殖魚の生産拡大に向けて、魚病管理技術の開発をリードする、高度な専門性と実績を持つ技術者を募集します。
千葉県館山市内の陸上飼育施設および鋸南町の海面養殖場を対象に、新規養殖魚に適した疾病の予防、早期発見、検査・診断、初動対応および治療・環境改善の方法を確立し、陸上水槽から海面養殖まで一貫した防疫体制を構築していただきます。
これまで培った専門性と実績を生かし、魚病管理における重要課題の解決と専門的判断を担うとともに、個々の症例や対応から得られた技術・知見を、再現可能な仕組みとして組織に残していただくことを期待しています。
【主な業務内容】
・新規養殖魚に適した魚病管理技術および防疫体制の開発
・疾病リスクや斃死要因に関する課題の特定、仮説設定および解決方針の策定
・陸上水槽および海上生け簀における防疫方針の設計・改善
・バイオセキュリティ、作業動線、隔離、消毒、死魚処理等の方法の設計・検証
・魚の健康状態を早期に把握するモニタリング項目、判定基準および報告フローの構築
・疾病の検査・診断方法の設計、実施および精度向上
・検体採取、解剖、顕微鏡観察、培養、PCR等による検査および原因推定
・疾病または斃死発生時における原因の切り分け、初動対応および対策方針の策定
・隔離、移動制限、消毒、投薬、薬浴、給餌条件や飼育環境の改善等に関する方法の検討・検証
・動物用医薬品や消毒薬等の選定、使用計画および管理方法の設計
・魚病、飼育環境、給餌、成長、斃死等に関するデータの収集・分析および結果の評価
・水質、飼育密度、栄養、ストレス、設備等を含む疾病リスクの評価・改善
・新魚種、新系統または新規設備の導入時における疾病リスク評価および防疫計画の策定
・外部検査機関、獣医師、研究機関等との検査条件、結果解釈および対策方針の調整
・親魚養成、種苗生産、研究開発、海面養殖等の各チームと連携した魚病対策の推進
・必要に応じた行政、漁協その他の関係者との報告・相談対応
・開発した魚病管理技術や防疫方法の生産現場への移管および導入支援
・モニタリング基準、異常時対応基準、検査手順、投薬・消毒手順、SOP等の整備・標準化
・症例、検査結果、対応内容および技術的知見の記録、報告および社内共有
・魚病管理や防疫に関する教育資料の整備および社内教育
【仕事の魅力】
①専門知識、魚を見る力、検査技術、現場判断を統合し、安定供給の要になる
魚病管理では、病原体や治療法に関する知識だけでなく、摂餌、遊泳、体色、斃死状況などの変化を捉える観察力、検査・診断の技術、飼育環境や生産工程を踏まえた現場判断が求められます。
これらを総合して疾病の兆候を早期に捉え、被害の発生や拡大を抑えることで、養殖魚の安定供給を支える要となる仕事です。
②限られた情報から原因を推定し、最適な対応を導き出す
魚の不調や斃死の原因は、感染症だけでなく、水質、栄養、飼育密度、ストレス、設備異常などが複合している場合があります。
魚の症状、解剖所見、顕微鏡観察、検査結果、飼育履歴、環境データを組み合わせて仮説を立て、原因を切り分けます。
正解がすぐには見えない状況で、科学的な推論と経験を用いて対応方針を組み立てる、知的難度の高い仕事です。
③診断結果を、魚を救う現場の行動に変える
検査や原因推定は、結果を報告するだけでは意味がありません。
隔離、消毒、投薬、薬浴、給餌や飼育密度の見直し、環境改善など、現場が迅速かつ確実に実行できる対策へ落とし込みます。
飼育担当者と連携しながら、自らの専門的判断を実際の生残改善につなげられることが、この仕事の大きな魅力です。
④新しい魚に必要な魚病管理の知見を、ゼロから築く
当社が扱う新規養殖魚では、疾病感受性、症状の現れ方、有効な治療方法や予防策について、既存の知見が十分にない場合があります。
個々の症例や飼育データを蓄積し、病原体と環境要因の関係を整理しながら、その魚種に適した検査、予防、治療の方法を構築します。
まだ確立されていない新しい養殖魚の魚病管理体系をつくることができます。
⑤一つの症例から得た知見を、会社全体の生産力に変える
魚病管理の成果は、目の前の疾病を収束させることだけではありません。
発生原因や対応結果を検証し、モニタリング項目、防疫ルール、異常時対応基準、投薬・消毒手順、教育内容などに反映します。
一つの症例から得た知見を、陸上水槽から海面養殖まで共通して使える仕組みに変え、組織全体の疾病対応力と生産の安定性を高めることができます。
【必須(MUST)】
以下を含む海水魚の魚病管理または防疫業務の経験
・養殖現場または研究機関において、魚の健康状態の観察、検体採取、解剖、顕微鏡観察等を行い、疾病の原因を検討した経験
・疾病または斃死の発生時に、原因の切り分け、初動対応、治療または環境改善の方針を検討した経験
・動物用医薬品、消毒薬等について、用法、用量、使用期間、休薬期間および使用記録を適切に管理した経験
・飼育担当者と連携し、疾病予防または対策を現場で実行・定着させた経験
・検査結果、飼育状況および環境データを記録し、関係者に正確に報告した経験
・獣医師免許をお持ちの方
【求める人物像】
・当社の企業理念と行動規範に強く共感し、現場から価値をつくることに意欲がある方
・高い当事者意識を持ち、生き物を飼う仕事に向き合える方
・魚に関する幅広い知識を積極的に学ぶ姿勢を持っている方
・不確実性の高い事業環境においても、主体性を持って自走できる方
・多様なバックグラウンドを持つ協業先やメンバーから信頼を得ることができる方
・自身の専門性を生かし、重要な課題を捉えて解決まで導くことができる方
・専門的な判断を、事業全体の成果につなげる視点を持っている方
・自身の知識や経験を組織に還元し、周囲の成長に貢献できる方
みなし労働時間:1日あたり6時間30分
平均勤務日数:1ヶ月あたり24日
日曜日、国民の祝日、年末年始
JR内房線 館山駅 より車で約30分
※基本給・固定残業代・一律手当の総額
基本給:月給 44万3930円 〜 59万1907円
固定残業代:あり
1ヶ月あたり15万6070円 〜 20万8093円(固定残業時間:1ヶ月あたり45時間)
固定残業時間を超えた勤務時間については別途残業代を支給する
【一律手当】
全員に一律で支払われる通勤・皆勤・家族手当金額:あり
1ヶ月あたり4200円
全員に一律で支払われるその他手当金額:あり
〈高度専門職について〉
突出した専門性や実績をもとに、当社の重要課題の解決と専門的判断を担う従業員を高度専門職として認定し、その職務と責任に応じて高度専門職手当を支給します。
高度専門職手当:250,000円~450,000円
喫煙所:なし(敷地内全て禁煙)
書類選考
面接選考(1~2回)
最終選考
内定
※カジュアル面談は、ご希望や選考状況に応じて実施します。
※選考過程に、1~3日程度の体験入社を含む場合があります。