【業務詳細】
防衛用新型航空エンジン(次期練習機・無人機向け)の開発プロジェクトにおいて、プロジェクトマネジメントとシステムエンジニアリングの両面から、ような業務を担っていただきます。
■コンセプト検討〜全体計画の立案・推進
防衛省の将来構想・運用要求・性能要求を踏まえた新型エンジンのコンセプト検討
必要推力、燃費、信頼性、整備性、ライフサイクルコストなど、多面的な要求条件の整理
機体側とのインターフェースや将来拡張性も見据えた、エンジン全体システムの最適案の検討
コンセプトに基づく、開発全体のマスタープラン策定
開発スケジュール、試験計画、製造・調達計画、認証取得計画などの全体ロードマップ作成
必要な人的・技術的リソースの見積りと配分方針の検討
社内各部門と連携しながら、開発計画の妥当性・実現性の検証とアップデート
■システム設計・補機仕様のとりまとめ
エンジン各種システム(例:燃料系、制御系、潤滑系、冷却系など)の仕様整理・設計方針の調整
システム間のインターフェースやトレードオフを踏まえた最適な構成案の検討
ポンプ・電子制御部など補機類の仕様検討および調整
補機の機能要求・性能要求・信頼性要求などの定義
社内外の設計・製造パートナーとの協議を通じた設計方針のとりまとめ
システム設計レビューの企画・実施
設計の妥当性確認、リスク・課題の抽出と対策方針の整理
レビュー結果を踏まえた設計・計画の修正、ステークホルダーへの説明
■試験計画の立案・進捗管理
部品試験・補機試験・エンジン試験の全体計画立案
開発フェーズに応じた必要試験項目の洗い出しと優先度付け
試験設備・治具・計測系などの準備計画、スケジュールの調整
各試験の進捗・結果のモニタリング、問題発生時の原因分析・対策検討のとりまとめ
必要に応じて現場に足を運び、試験立会い・技術的議論・関係部門との調整を実施
試験結果の整理と次フェーズへのフィードバック
試験データの評価・整理および設計・認証・顧客説明に向けたアウトプットへの反映
■製造・調達計画の策定・フォロー
製造・調達部門と連携した生産・調達計画の策定
量産を見据えた製造性・コスト・サプライチェーンリスクなどの観点から、製造・調達の方針を検討
製造ライン/外注先の選定、立ち上げスケジュールの調整
コスト・スケジュール・品質のバランスを踏まえた最適化
コスト目標と品質要求、納期の制約を踏まえたトレードオフの検討
調達先との協議や社内交渉を通じて、現実的かつ競争力ある計画に落とし込む
■耐空性認証対応・渉外
耐空性認証取得に向けた計画立案と対応の推進
認証要求事項の整理、必要試験・検証活動の洗い出し
認証当局・防衛省への説明を見据えた試験計画・評価方針の策定
認証関連試験への立会い・評価・整理
試験立会いを通じた試験の妥当性確認、結果の技術的評価
認証に必要な技術文書・説明資料のとりまとめ、質疑応答の準備
防衛省・協力企業との技術協議・仕様調整
■社内外ステークホルダーとの連携・調整
社内関係部門との横断的なとりまとめ
各種システム・構造・補機等の設計部門、製造、調達、品質保証、営業などと密に連携
要求仕様・コスト・スケジュール・リスクの観点から、各部門の意見・制約条件を整理し、全体最適となる落としどころを設計
社外パートナーとの協業推進
サプライヤーや共同開発パートナーとの技術打合せ・進捗管理
協力企業の技術的強みを活かしつつ、IHIとしての全体責任を踏まえた役割分担の設計
【本ポジションの魅力】
日本で唯一、一定以上の推力クラスの航空エンジンを「1本丸ごと」開発できる環境で、エンジンをシステムとして捉える視点を実践的に習得できる。
数十年に一度の貴重な機会である新規エンジン開発立ち上げプロジェクトに初期段階から参画し、最新の防衛用エンジンの開発プロセス全体(設計~試験~製造~耐空性認証)を経験できる。
性能・システム・構造・制御・補機・製造・調達・品質・認証・渉外など、エンジンを構成する幅広い領域に横断的に関わり、グローバル・スタンダードなプロジェクトマネジメント/ものづくりの知見を得られる。
防衛省や各企業との技術調整・交渉を通じて、高度な折衝力とドキュメンテーション能力を磨き、将来はサブプロジェクトを任される“プロジェクト屋”として一本立ちできるキャリアを築ける。
必須要件
■製造業におけるプロジェクトマネジメントのご経験
■機械工学、流体力学、熱力学、材料技術などの知見
■社内外関係者との折衝力
歓迎要件
◆新規事業の立上げの経験(開発/生産/施工/サプライチェーン等、工程の種類や文理は不問)
◆機械工学、流体力学、熱力学、材料技術などの基礎知識
◆プロジェクト管理に類する業務経験のある方
◆システムズエンジニアリング、MBSEに関する知見のある方
◆発表資料の作成及びプレゼン経験のある方
・官公庁や各企業を相手としたビジネスになるため、それぞれの文化や役割などを理解した上で業務を進めることができる方
・社内外の関係者とコミュニケーションを取り、時にIT等の知識も活用して、全体最適の観点で改善に取り組める方
・航空機産業および防衛産業への興味をお持ちの方